銅製部品にスリットを放電加工で入れていきます。
前回細穴加工機で、WEC加工の下穴をあけた部品のWEC加工後の2次加工になります.
WEC加工では加工しきれない部分を放電加工にて加工していきます。
WEC加工で加工しきれない部分とは、スリット幅が途中で変化している(2mm幅から3mm幅に変化) WEC加工機では加工でない角度が付いている等が有り、WEC加工機で加工を行うためにはかなりの リスクが伴うという点と、加工のためには専用治具の製作が必要となるため、EDM加工で行いました。
銅材への加工はWEC加工ではさほど問題なく加工で出来ますが、
EDM加工をするは非常に困難な加工になります。
EDM加工をご経験されている方々はよくお分かりかとおっもいますが、
電極材料選択もさることながら、どの材料を使用しても消耗は抑えることが難しいです。
銅タングステンを使用するのがベストだと思われますが、銅タングステンの材料は非常に高価なので 加工費用に対して電極費用が非常に高くなってしまいます。
弊社ではGr電極を製作しておりますので、Gr電極を荒加工で使用し、通常で使用される銅材を中加工で 使用、最終段階で銅タングステンを使用して仕上げ加工を行っております。
今回の動画ではGr電極をを使用して加工をしている箇所は含まれていません。
銅製部品にスリット放電加工ー1では
基準球による位置だしと加工位置の確認までの動画になります。 弊社の加工機のサイズの都合上、加工液面ギリギリの加工になりました。 最初はWEC加工で加工した2㎜部分のスリット部の、WEC加工ではカバーできない部分をEDM加工にて加工します。
全ての個所に角度が付いており、加工方向も45度の角度で加工します。
そのため、加工箇所16ヶ所の全てを位置だしセットする必要があり、セットに時間が掛かります。
銅製部品にスリット放電加工ー2では
こちらは位置確認と加工開始までの動画になります
銅製部品にスリット放電加工ー3では
銅製部品・スリット放電仕上げ加工の動画になります
銅製部品にスリット放電加工ー4では
最初はWEC加工で加工した2.0㎜部分のスリット部の、中間の個所8ヶ所の上部のみ
3.0mm幅のスリットになるため、電極を交換して幅を広げる加工になります。
現状加工がされている箇所に加工しなければいけないため、慎重な位置決めが必要になります。
銅製部品にスリット放電加工ー5では仕上加工を行ったのちに、
WEC加工及びEDM加工を行ったヶ所の2工程でできた段差を解消する為
継ぎ手の部分を緩やかなR形状するに加工です。
部分電極をセットして加工していきます。
銅製部品にスリット放電加工ー6では
銅製部品の2.0mm幅継ぎ手部分の加工の続きで、
電極の摩耗により電極を交換して2.0mmのスリットの仕上げ加工を行います。
銅製部品にスリット放電加工ー8(7は8と統合しました)では、
銅製部品にスリット放電加工の最終仕上げ加工の様子です。
銅製部品にスリットEDM加工は、ご覧の様に非常に時間が掛かります。
あまり認識されていないと思いますが、通常使用される一般鋼材より時間が掛かります。
弊社ではコストが掛かる銅材製品(純銅、ベリリュウム銅)、超硬材、タングステン材等
EDM加工では苦手とされる素材の加工もお受けしています。
日々いろいろな材料を使ってテスト加工を行うことで、多種多様な材料にに対応可能です。
他社では受けてもらえなかっった加工材料も、一度弊社に相談してください。
できる限り、満足していただける対応をさせて頂きます。